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化学肥料を使わない農法

 
こんにちは、荘司です。
私は化学肥料はあまり使わず有機肥料をよく使っています。
「化学肥料は危なそうだけど、なぜ有機肥料はよいのか?」

このような疑問に答えてみようと思います。

私は過去には自然農家さんに研修に行き、今は自分で果樹や野菜を育てています。

土を触っている手

化学肥料をあまり使わない理由

それは施肥量を間違ってしまうと植物の病気が起こりやすくなるからです。

化学肥料には液状の肥料や固形の肥料がありますが

肥料成分を調整されており肥料分の割合が決まっています。

なので適切な施肥設計が必要になっており

適切な量を使っていないと肥料過多になってしまいます。

また有機成分がないので土壌改良効果といった面では期待できません

有機肥料は安全なのか?

自然にできているものなので肥料成分量は厳密には整っておらず

化学肥料よりも土壌への影響は少ないです。

動物性肥料について

有機肥料を思い浮かべると動物の糞が思い浮かびやすいと思います。

動物性肥料には牛糞・豚糞・鶏糞・馬糞などがあり

鶏糞などは化学肥料ほどではないですが、肥料過多になりやすい面もあります。

逆に牛糞・馬糞などは化学肥料分が少なく土壌改良効果が高いとされています。

なので安全性といった面では肥料分が少ない肥料の方が高いと考えています。

完熟たい肥について

店頭に並んでいる動物性の肥料を見てみると完熟した肥料もあると思います。

この完熟というのは発酵を十分にさせて臭いなどが無くなった後に 袋詰めされた肥料になり

一般的には生よりも高価になっています。

高価な理由としては臭いが無いこともありますが

発酵による発熱も無い為、植物に熱による影響も与えにくいという面もあります。

発酵の具合と値段を天秤にかけながら購入されるのがいいと思います。

植物性肥料について

植物性肥料にはヘアリーベッチやエンバクなどの緑肥と呼ばれるものがあります。

また米ぬかを使ったぼかし肥料なども植物性肥料に入ると考えています。

緑肥の肥料になるメカニズム

植物として育つことによって 土の中に根粒菌を作ることや光合成で大きくなった後

刈り取り 土の中にすきこむことにより分解され、緑肥自体の成分が肥料になります。

また育つ過程及び分解過程において

土が団粒構造になったりする土壌改良資材としても役立ちます。

緑肥は、ほったらかしておくだけのものもあれば

時期になったら刈り取りが必要になるものもあります。

ここで気をつけなければならないのは

育った時点では肥料としては役に立たないこともある為

刈り取った後の分解の時間や土中にすきこむ時間も考慮する必要があることです。

有機肥料にも不透明なところが

有機肥料の特に動物性肥料にですが

動物の糞ということで動物が食べているものによっても糞の成分はかわります。

よって動物を成長しやすくするホルモン剤を食べていた場合は

動物性肥料にも悪い影響が出る可能性があります。

なので植物性肥料にはそういった不安はないので

一番安全なのは植物性肥料を使うことなんだと思います。

最後に

肥料は絶対に使わないといけないといったものではありません。

肥料をやりすぎると肥料やけを起こすこともあります。

農業には肥料を特別に施さない農法もある為

肥料に頼りすぎず作物の状態を見ながら育てることも重要になるのではないでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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