スナップエンドウってトッピングに欠かせない食材ですよね。
花も咲かせたりする野菜なので育てるのが楽しい野菜でもあります。
意外に簡単に実もできるんですよ。
「スナップエンドウってどんな風に育てるんだろう?」
このような疑問に対して答えてみようと思います。
この記事を書いている私は自然栽培農家さんへ研修へ行き
自身の農園でも果樹や野菜を育てており、もちろんスナップエンドウも育てています。
はじめに
冒頭でもお話しした通りスナップエンドウって
メインで食べる野菜ではないので脇役の野菜になります。
例えば肉じゃがやお浸しに一緒にくっついているもので料理にアクセントを与える野菜です。
実際の味にしても濃い味ではないので何にでもあうような感じですよね。
播種
種蒔きは2月下旬に行います。
移植を嫌う植物なので3.5号ポットに腐葉土を使って5粒蒔きます。
種は発芽しやすいように2日前からお風呂のお湯などを使い給水させておき
蒔いたあとは十分に水をあげてからトンネル内で、べた掛け状態で保温させます。
発芽温度は20℃程度なので低くなりすぎないようにし
発芽が揃ったら1株2本程度まで間引きする必要がありますので注意が必要です。
定植
定植時期は3月中旬で葉っぱが2枚程度になったら定植します。
定植用の畝を高さ20cm畝幅95cm畝間180cmで作り
135cm黒マルチをマルチャーで張り株間40cmで植えてゆきます。
ネット張り
定植と同時期に支柱を立てネットを張るようにします。
高さは180cm程度まで伸びてくるのでネットが低すぎないように気をつけ
だんだんとツルが伸びてくるのでビニールなどでネットに誘引してください。
収穫
収穫は5月の上旬くらいからは収穫でき花が開花した25日前後が目安になります。
見た目としては鮮やかな緑色をしてふっくらしている実を収穫してください。
収穫時期が遅れると気温も暑くなり甘味が無くなるので注意です。
種とり
スナップエンドウの種とりは簡単で
次の年に残したい果実を母本として選んだら
サヤの種がコロコロと鳴ったら種を取り出します。
取り出した後はゴザの上などで1週間乾かした後、冷暗所に保管します。
注意点は?
種とりは簡単といってもタイミングは難しいかもしれません。
ちょうど梅雨の時期なので、雨に濡れるとサヤの中で発芽してしまう場合があります。
よって天候状態を見ながら早めに種とりは行いましょう。
最後に
スナップエンドウの育て方のコツは暑くなる前に収穫するということです。
なので種の状態から保温することで丁度良い時期に収穫できるようになります。
スナップエンドウは脇役の野菜ですが甘味もしっかりあるので
いっぱい収穫して周りにおすそ分けするのも楽しいかもしれませんよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!