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育てやすい野菜種の選び方

 
こんにちは、荘司です。
野菜の値段が値上がりしている時は
「ベランダで野菜を育てられないかな」とか
「種を選ぶ時も枯らさないような簡単な野菜はないかな」
というようなことを考えたことはないでしょうか?

 

このような疑問に対して説明してみようと思います。

この記事を書いている私は自然栽培と有機栽培を併用して

多品種野菜を栽培している農家さんに研修に行き

自分でも果樹と野菜を畑で育てています。

カラフルに並べられている野菜

育てやすい野菜

ほとんどの野菜は同じ種類でも難しい場合と簡単な場合があります。

それは土の状態や育てている地域によって変化するからです。

人間でも寒い地域と暑い地域では過ごしやすさが違いますよね。

ですが少しでも簡単になる方法はあります。

種選び

育てる環境は選べなくても、種はお店で選ぶことができます。

いわゆる品種というもので、同じ野菜でも能力に違いがあるんです。

品種と種の関係

品種というのは種の種類のことです。

さらには品種の違いは種の能力の違いになります。

例えばトマトの種があったとして1種類ではないんですね。

枯れにくい種、甘い実の種や多く実をつける種など色々な種があるんです。

F1種とは

F1品種は品種改良などが行われて作られた種になります。

昔からある種をもっと美味しくしたいと考えた人が

色々な地域でできた野菜を掛け合わせることによって

より美味しくしたり、できる時期をずらしたりした結果の種ですね。

もしかすると野菜が嫌いだった人が

F1品種の種の味の違いによっては食べられることもあるかもしれませんよ。

さらに育てやすさでいうと改良されているので

寒さや乾燥などにも比較的強かったりするので育てやすい種なんです。

悪いところはないの?

F1品種は種とりができない欠点があります。

それは1代の種なので、とれた種が植えても同じようなものができないことです。

種とりができたとしても同じような味や大きさになる保証はありません。

固定種とは

固定種は各地に自然発生した種で品種改良は行われていません。

その土地にあった自然な種になり、同じような種ができるので自家採取できます。

そして言われているのがナチュラルな種ということもあって

アレルギーにかかりにくいといった話もあったりします。

悪いところはないの?

改良されていない為、育てにくいとされています。

味に関してもF1品種に対しては劣るという意見もあります。

味などを改良してきた品種に比べて違うのは当たり前ですよね。

一般的な店で見かける野菜

一般的には多くの数が収穫できて味が悪くないものが店頭に並んでいます。

スーパーに置いてある野菜はほとんどがF1品種になります。

育てやすくて枯れにくい野菜なので

農家さん視点からも欠品しにくく安心できる種なんですね。

最後に

この記事ではF1種が育てやすいですよという話をさせて頂きました。

それは欠品できない、お店に並んでいる野菜もF1種の場合がほとんどだからです。

さらに一歩踏み出して考えてみると簡単な野菜が作れたら

次は自分にあった野菜の種を見つける楽しみもでてくると思います。

まずはあれこれ考えず枯れにくい野菜の種から初めてはいかがでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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