ビニールハウスの建てかたのアイキャッチ

ビニールハウスを建てる時の注意点

こんにちは、荘司です。
野菜を育てているとビニールハウスを建ててみたくなりませんか?
私はそう思ってビニールハウスを建てました。
実際に建てようと思うと建てられる場所などが限定されたり困ります。
「どうしたら思った通りのビニールハウスが建てられるだろう?」

 

そのような疑問に答えてみようと思います。

この記事を書いている私はビニールハウスを使って自然栽培をしている農家さんに研修に行き

現在は自分でビニールハウスを建てて果樹や野菜を育てています。

ビニールハウス

ビニールハウスの種類

ビニールハウスを大きく分けると育苗用か栽培用かに分けられます。

用途によってハウスの形や大きさが変わります。

育苗用ビニールハウス

このビニールハウスの高さは低くて大丈夫です。

ビニールハウスは外気が冷たい時に加温をする目的なので

暖かい空気は上の方に漂うので、低い方が育苗しやすいんです。

栽培用ビニールハウス

このビニールハウスは高さが高い方が良いです。

それは支柱を立てたりする場合に引っかかる可能性があるからです。

ビニールハウスの材質

材質はビニールなのですが、さらに種類があります。

有名なのは農ビや農ポリになります。

材質の選び方

農ビの特性は伸縮性が高く、密着性が高いことです。

それに対して農ポリの特性は硬くて、擦れに強いことです。

よって、考え方はビニールハウスを建てたい場所が

風の影響を受け易い場所だと農ビだったり

固い物体が飛んでくる場所だったら農ポリだったりします。

パイプの太さ

ビニールハウスの骨格であるパイプも種類があって

主に太さが選べるようになっています。

太さによってビニールハウスの強度が変化します。

太さの選び方

基本的には細い方が値段が安いので選びがちですが

例えば雪がビニールハウスの積もるなどすると

パイプが曲がったり折れたりしてしまいます。

なので雪が降り易い地域は太いパイプを選ぶ必要があります。

ビニールハウスを建てる場所

どこでもビニールハウスは建てられるわけではありません。

平らな場所を選ぶ必要があります。

それは地面が斜めの場所だと使うパイプの長さが左右で変わってきて

歪んだりすることが考えられるからです。

斜めの土地しかなかった場合

ユンボで土地を整える必要があります。

整えた直後は平らですが、時間と共に変化するので

数か月は待ってから検討してください。

ガラス製ハウスの場合

ビニールハウスを建てることを検討していると

ガラス製ハウスも候補になるかもしれませんので

少し特徴を話します。

太陽光の透過率が違う

透過率が高いと植物が光合成をしやすいので成長が良くなります。

ハウスの大事な機能としては外気よりも温度を高くするという機能がありますが

当然、太陽光の透過率が高いのでガラス製ハウスの方がすぐに暖かくなります。

温度調整機能が違う

ガラス製ハウスは温度をすぐに上がりますが、すぐに温度が下がってしまいます。

何もしないでいると昼間と夜で寒暖差が大きくなってしまいます。

なのでハウスの近くに温調機械が必要になります。

ビニールハウスはそれとは違って緩やかに上がり、下がるのも緩やかです。

修繕の頻度

ガラスとビニールではビニールの方が劣化が早いので

修繕の頻度はビニール製ハウスの方が多くなります。

しかし修繕の難易度はガラスが割れたのを直すよりも

破けたビニールを直す方が簡単で、専用の接着剤を使えば数分で修繕できます。

壊れた場合にすること

ビニールハウスが積雪などで壊れた場合は

パイプなどの資材を除去しなければなりません。

ハウスの資材は産業廃棄物として分類されるので

普通のゴミのように捨てることはできないので気をつけて下さい。

ハウスのビニールは可燃ゴミなどと一緒に捨てることはできないので

リサイクル資材として公共の施設に持ち込んで処分しましょう。

パイプは公共の施設に持ち込んで処分できますが

お近くに金属を買い取ってくれる企業がある場合は持ち込む方が経済的です。

パイプをある程度の長さまで切断して軽トラなどに積んで持ち込めば

重量に応じて換金してくれますよ。

金属ゴミの写真

最後に

ビニールハウスを建てるとなると、

それなりのお金と広さの土地が必要になります。

ですので建てる前に色々な業者さんから見積もりを貰ったり

周辺の農家さんなどから情報を得てから建てることをお勧めします。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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