井戸水

畑における井戸水の使い方

こんにちは、荘司です。
作物を育てるのには水を使います。
水道水もありますが、井戸水の利用が良いと思っています。
「畑で使う水は水道水か井戸水のどっちがよいのだろう?」

このような疑問に対して答えてみようと思います。

この記事を書いている私は自然栽培農家さんへ研修に行き

自身の農園で果樹や野菜を栽培しています。

当初、自身の畑には水は通っていませんでしたが、井戸水を掘るところから始め

現在では井戸水を利用して栽培しています。

井戸

畑で使う水に、井戸水を選ぶ理由

これはまず金銭的な問題があります。

水道水に比べて井戸水は大量に使う場合は安くなります。

水道水は使った水の量だけ料金が発生しますが

井戸水の場合は水を汲みだすモーターの電気代がかかるだけでしょう。

もちろん井戸を掘る料金が最初にかかるわけですが

長期的に大量に使っていく場合には井戸水の方が良いはずです。

水質の影響は?

化学物質に汚染されている場所が近くにある場合は別ですが

地下深く通っている水は綺麗な水であり、水質に問題はありません。

さらには汲みだすポンプにもフィルタがついています。

飲み水には適しません

井戸水というのは基本的には飲まない方が良いです。

子供の時に飲んだりするとピロリ菌になることもあり

身体に害をなすこともあります。

もちろん地下から水を汲みだす時に、フィルターでろ過はしていますが

微細な菌などまでは完璧には除去はできないんでしょう。

畑での井戸水の利用方法

まずは散水や潅水などの利用ですね。

作物は水がないので定期的に水を使って育てます。

手や農具を洗う

畑で作業していると自身が思った以上に汚れます。

近くに水場が無い場合は苦労します。

農具も汚れたり土がこべりついたりします。

簡易的にでも洗ったり、取り除く為に水はかかせません。

建物内の温度調整

井戸水の特性上、地上の気温に比べて井戸水の温度は一定になります。

暑い夏の間は冷たい水になりますし、寒い冬の間は比較的温かい水になります。

これを利用して夏場は井戸水を建物にかけることで、気化熱とともに温度を低下させ、

冬場はハウス内に井戸水をかけることで、外気温度よりも暖かい状態を作っています。

井戸水の問題点は?

水道水は水道局などの公共機関が管理しているので基本枯れることはありません。

しかし井戸となるといつ枯れてもおかしくはないわけです。

今日はでていたけれども明日でてくる保証はないので枯れるリスクがあります。

また井戸水を汲みだしているモーターにも寿命があるので

一定の期間ごとに交換する手間やお金がかかることも忘れてはいけません。

井戸を設置したい場合には?

井戸って昔からの家にはあったりしますが

自分で設置したい場合にはどうしたらよいしょうか?

これは住んでいる地域にもよるのですが井戸屋さんがあるので相談して下さい。

そこで水が出やすいのかどうか、見積もりなどを貰うと良いでしょう。

一般的に1万円/mかかると言われていますが地域によって全く違います。

深く掘れば水質も良くなる傾向にあるので浅すぎることも良くありません。

最後に

井戸水と水道水って意外に選ぶのは難しいです。

農業では何気なく使っているように見えても実際は

水の特性を理解して使っていることが多くの場合あります。

もし井戸を設置したいと思ったら

周辺で使っている人に相談したり調べたりして

よくよくどのようにに使うか考えてから設置した方が良いでしょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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