野生のシマリス

野生のシマリスはどんな生活をしているのか?

こんにちは、荘司です。
シマリスは日本では動物園など飼育されているところは見られますが
野生のシマリスってどんな生活をしているか知っていますか?
飼育下のシマリスとは少し違った生活をしています。
「野生のシマリスってどんな生活をしているんだろう?」

 

このような疑問に対して答えてみようと思います。

この記事を書いている私は現在シマリスを飼っており、過去にも数匹飼っていました。

木からでてきたシマリス

シマリスの生活している地域

リスという動物は世界中に生息しているのですが

シマリスはシベリアから中国・朝鮮・北海道と生息しており

比較的寒い地域に住んでいます。

日本へ過去輸入されていたシマリスも朝鮮半島や中国から輸入されてきました。

シマリスの巣

シマリスって森に住んでいるので木の上に住んでいると思われがちですが

実際は土の中に穴を掘って住んでいるんです。

木の上に住んでいるのはリスの仲間では

エゾリスやエゾモモンガが木の上に住んでいます。

これらの動物は冬眠をしないので冬の間活動をして冬を越しています。

シマリスは巣の中で冬眠をするので巣はかなり深いです。

実際には地上から100cmほどの深さまで掘っているのでかなり掘り進めています。

飼育下では土を掘ることはしていないかもしれませんが

掘る動作はしているのを見かけるのは本能なのかもしれませんね。

冬前の生活

シマリスは冬前には冬眠に備えて食料や巣を整えています。

落ち葉を咥えて巣穴に持って行ったりだとか

ドングリを集めて巣穴に貯蔵するとか準備を行っています。

野生下では頬袋がいっぱいになると持ちきれない為

ドングリなどは地面の中に隠します。

これは飼育下でも見られますが同じように落ち葉で被せます。

冬の間の生活

シマリスは冬眠する生き物なので冬は冬眠して過ごします。

何にでも例外はありますが北海道ではシマリス達は10月頃に冬眠を始めます。

冬眠中は巣穴の入り口はふさぎ外敵が入ってこないようにします。

また冬眠中の体温は8℃まで低下しています。

通常の体温が38℃であることを考えると驚きです。

もちろん外から刺激があると目が覚めるのですが

起き上がるのに20分程度かけて身体をふるわせながら体温を高めます。

このように時々目を覚ましてはトイレをするなどして

幅がありますが5か月から7か月程度の半年近く冬眠します。

春から秋にかけて

春になるとシマリスは子育てを行い子供達はそれぞれの単独の生活を行います。

シマリスには外敵が多くヘビ・キツネ・鳥獣などさまざまです。

なので春から秋にかけて大人のシマリスは半数まで減ってしまいます。

冬眠中の死亡率は1割以下というので冬眠中の方が安全かもしれませんね。

最後に

野生のシマリスは森の中では欠かせない動物です。

それは貯蔵の為に土の中に隠した種が成長して

新しい木を生み出す役割をしているからです。

他の地域ではリスは増えすぎて生活を荒らす動物として認識されている地域もあります。

このようなシマリスであっても良い動物にも悪い動物にもなるので

自然界とういうのは不思議な場所のように思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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