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気をつけよう!シマリスの病気

こんにちは、荘司です。
シマリスを飼っていると病気にかかってしまったりすることもあると思います。
シマリスの場合は進行が早く対応が遅れてしまうと命に関わることが多いです。
ですが事前に知っていれば致命傷にならずにすみます。
「シマリスの病気ってどういうものがあるんだろう?」

 


このような疑問に対して答えてみようと思います。

この記事を書いている私は現在シマリスを飼っていて、過去には数匹飼っていました。

聴診器を置いている写真

シマリスの病気の現状

シマリスの病気はある程度は知られていますが

ハムスターや他のメジャーな動物ほど知られてはいません。

なので獣医の方でも、なかなか専門的に知っている先生は少ないように思います。

ハムスターに似ている動物なので同じような処方を受けることもあるでしょう。

しかし特有の病気ももちろんあり対応が必要になるので代表的な病気を説明します。

自咬症(じこうしょう)

外傷などをシマリスがおってしまうと

その傷ついた箇所をシマリスが気にしてしまって

噛んだりして過剰に傷つけてしまうことを言います。

ストレスからも起きることがあるので

シマリスの皮膚に薬を塗ることも気をつける必要があり

治そうとして塗った薬がシマリスにとっては

気になるものになって引っかいてしまうこともよくあります。

対策は?

シマリスにストレスを与えないようにすることや

不必要な外傷を与えない環境を作るようにすると良いでしょう。

皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)

シマリスの身体が部分的に脱毛が起きてはげる症状になります。

原因としては飼育環境の不衛生や栄養バランスの偏りから起きる

免疫力の低下・ストレスなどによって起きます。

対策は?

衛生的な飼育環境にすることが必要です。

もし感染してしまった場合は薬の投与や経口摂取で治療するようになります。

ダニが原因の場合もあるので最初は正確に原因をつきとめることが必要になります。

方法としてはシマリスの毛をピンセットでつまんで培養液に浸してカビの色や形で確認したり

毛を顕微鏡で確認してダニがいるかどうか確認することをして原因をつきとめます。

くる病

カルシウムの欠乏により歩行が困難になってしまったり

酷い場合は痙攣を起こすこともあります。

原因としてはカルシウムが不足するような食べ物を与え続けてしまうことや

日光浴をしないことなどにより起きてしまいます。

対策は?

日光浴を定期的にさせることや食べ物を偏らせないで

タンパク質やカルシウム成分がある食べ物を与えるようにしましょう。

もし症状が起きてしまったら紫外線ライトの照射や

カルシウム剤の投与が必要になってきます。

まずはシマリスは偏食をしやすい動物なので

飼い主がバランスよく食べ物を与えることが大事です。

不正咬合(ふせいこうごう)

噛み癖により歯が変形を起こしたり

歯根が破壊されたりして歯で噛むことが困難になる病気です。

原因としては金属のケージを噛むことで起きてしまいます。

対策は?

ケージ以外のかじるものを用意したり

極力ケージを齧らせないようにしましょう。

シマリスがケージをかじるのは

ケージの外に出してもらいたいと思ってかじっていることが多いので

定期的にケージの外に出してあげることも大事な要素になります。

もし症状が起きたら硬い食べ物は食べれなくなるので

軟らかい食べ物に変えてあげることが必要になります。

鼻炎

鼻炎は人間と同じく鼻水やくしゃみを起こすことです。

原因としては細菌感染だったり細かい粉塵が

鼻に入ってしまったことから起きることもあります。

対策は?

清潔な空間を作るようにすると良いでしょう。

もし症状が起きたら抗生物質の投与が必要になったり異物の除去をする必要があります。

よく木の削りカスを断熱面の良さもありケージの中に敷いていたりすることもありますが

削りカス鼻に入ったりすることもあるので使う場合は注意することが大事になります。

最後に

このようにシマリスは色々な病気にかかることがあります。

飼育環境による面が多いと思われる為

バランスを考えた適切な食べ物を与えながら

清潔な広い環境で飼育する必要が重要だと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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