お芋って美味しいですよね。
私は芋料理の中でも干し芋が大好きです。
実は自分で簡単に作ることができるんです。
「干し芋って自分で作るにはどうしたらいいんだろう?」
このような疑問について答えてみようと思います。
この記事を書いている私は自然栽培農家さんへ研修へ行き
自身の農園で果樹や野菜を栽培しています。
もちろん芋類も栽培しており、時々自分でも干し芋を作っています。
干し芋を手作りする方法
干し芋ってサツマイモを蒸して干した食べ物になります。
表面に白い粉がついている場合はありますが、白い粉はサツマイモ自身の糖分になります。
サツマイモに食物繊維が多く含まれている為、健康食品としての面もあります。
大量生産する場合は機械を使っていますが、基本的には昔からあるものなので
手順通りの方法を実践すれば簡単に作ることができます。
サツマイモの収穫
サツマイモの収穫から始まりますが、基本的にサツマイモは冬に収穫され、
熟成期間として1か月程度保存します。
サツマイモの選別
熟成期間を終えてからサツマイモの選別に入ります。
腐敗してしまったサツマイモは除去して
大きさ別に分けて。角切り・平切り・まる干し用に分けます。
サツマイモを蒸かす
サツマイモを弱い圧力で90~120分蒸かします。
短時間の強い圧力で蒸かしてしまうと
白太と呼ばれる芯まで熱が通っていない状態になってしまいます。
サツマイモの皮むき
蒸かした直後にサツマイモの皮をむいてしまいます。
直後でないと皮むきが困難になってしまうので、熱い状態で行います。
サツマイモの裁断
1cm間隔に張ったピアノ線を通すことによって裁断していきます。
繊維の方向に逆らって裁断しようとすると
サツマイモが崩れてしまうので注意が必要です。
サツマイモの天日干し
網状にはった敷物に裁断したサツマイモを乗せていきます。
天気の良い日を見計らいますが
肉厚のサツマイモは14日間、通常の厚さのサツマイモは7日間干します。
雨天時には雨の影響を受けないように移動したり
まんべんなく太陽の光にあたるように、ひっくり返す作業も行います。
干し芋の袋づめ
天日干し完了後、余計な湿度に触れないように
真空パックに袋づめして完了になります。
最後に
干し芋って時間をかけて作る食べ物になります。
これは天日干しの期間が長くかかるということなのですが
時間をかけた分、食べてみた時の美味しさは、ひとしおです。
お店に売られている干し芋もありますが
自分でゆっくり時間をかけながら作ってみるのもオススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!