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馬のお世話をする為に必要な道具

こんにちは、荘司です。
乗馬クラブに長く通っていると自馬を購入する方もいられます。
馬の世話は乗馬クラブに任せるといったこともできると思いますが
自分でできることもあり、お世話をしてみたいなんてこともあるでしょう。
「お世話をする為には、どんな道具が必要なんだろう?」

 

このような疑問に対して答えてみようと思います。

この記事を書いている私は20代後半から乗馬を始め、現在は週1で乗馬クラブに通っています。

馬房の中で馬と触れ合っている女性

馬は他の動物と何が違うか

馬は他の動物と違って身体が大きい動物です

大きい身体を細い4本の脚で支えており蹄は重い体重を支えています。

なので蹄が過度に削れないように足裏には蹄鉄と呼ばれる金具が取り付けられていますね。

このように小動物であったら自分で毛づくろいするなど、自分でクリーンに保ったりしますが

身体の大きさゆえに馬は自分でできないこともあり、人に頼ることも多いです。

寝転がっている馬

お世話用の道具

このように馬は自分でできないことが多くあるので

お世話する道具というのも、そのような補助的なものが多いです。

馬自身にできないことをしてあげてください。

下記でいくつか飼育用の道具を説明していきます。

水桶・バケツ

これは良く見かけると思いますが

もちろん馬に水を飲んでもらう為の道具です。

馬房の中では牧草を食べながら水を飲むと思いますので意外に水の入れ物は汚れるので

洗いやすい形のバケツがよいと思われます。

また飲む時に頭を突っ込んだり、バケツを咥えて移動させたりするので

鋭利な部分がないようなバケツを選びましょう。

敷料(しきりょう)

これは馬房の中に敷くおがくずや稲わらになります。

馬房の中での生活には欠かせないもので尿を吸いとってくれたりして

定期的に新しいものと交換する必要があります。

寝そべる時に身体を傷つけないように緩衝材的な役割も担っています。

掃除道具

これは敷料を交換する際に使うスコップ

馬房の外に敷料が出た時に掃除をするホウキが必要になってきます。

無口・引き手

これは馬を移動させる為に使うリードのような道具です。

無口は馬の頭に装着し引き手を無口につけることによって馬を誘導させます。

掃除する時に馬を一時的に馬房の外に誘導していく時に使うと思います。

ブラシ類

馬には色々な種類のブラシをつかってお手入れをします。

根ブラシというブラシは馬の体表についたホコリや泥を取り除く毛の長いブラシで

仕上げブラシは根ブラシの次に使い仕上げように使う毛の短いブラシです。

水ブラシというブラシは水で湿らせて落ちにくい汚れを落としたり

馬のたてがみや尾の手入れの為に使用するブラシです。

金ぐしというものはブラシとこすり合わせてブラシについた毛を落とす道具もあります。

虫よけスプレー

夏は特に馬の身体には家畜同様に虫が寄ってくるので虫対策が必要になってきます。

馬自身でも気になるのか尻尾で自分の身体をたたいたり

身体についたダニや虫などを落とす為に地面を転がることもあります。

飛んでくるハエは腹やお尻の部分に多くやってくるので定期的にスプレーしてあげましょう。

鉄爪(てっぴ)

これは馬の蹄の裏に詰まったものを落とす為の道具であり裏掘りとも言います。

基本は詰まったものをかき出す部分とブラシの部分があります。

蹄の裏に物が詰まったままでいると走り方が悪くなったり

転倒の原因にもなったりするので定期的に掃除してあげる必要があります。

水切り

夏場などは馬を水で洗うことも多いと思います。

素早く乾かしてあげないと風邪の原因にもなるので

馬の表面の水を切り素早く乾かす道具になります。

蹄油(ていゆ)

これは馬の蹄につける油で乾燥を防ぐ役割をしています。

基本的には馬を洗った後に専用のハケで塗るような使い方をします。

馬着

これは冬場に馬に着せてあげるものであり防寒の道具になり

汗を吸ったり虫よけの機能もある馬着もあります。

馬は寒さに強い動物ですが、風邪もひくので慢心は良くないです。

最後に

このように馬をお世話する場合には様々な道具が必要になりますが

やっぱり一番は飼い主が色々気にしてあげることが必要です。

馬は人を観察して行動する賢い動物なので日々しっかりと面倒を見てあげると

きっと飼い主にもわかるような良い行動をしてくれると思いますよ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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