虫

畑で益虫と共存する方法

こんにちは、荘司です。
農業をしていると減農薬といった言葉をよく聞きます。
農薬を使うことで害虫被害や病気を予防しているのですが
益虫と共存することでも減農薬といったことは可能です。
「減農薬をする為には畑でどういったことをすればいいんだろう?」

 

このような疑問に答えてみようと思います。

この記事を書いている私は農薬を使用していない自然栽培農家さんに研修に行き

自身の農園でも学んだことを実践して果樹や野菜を栽培しています。

ちょうちょ

畑にいる代表的な益虫は?

畑には様々な益虫がいます。

見た目が怖かったりするので害虫として認識されてしまう虫もいます。

クモ

クモは見た目は怖いし、毒を持つ個体もいるので害虫と思われがちですが

作物の成長を阻害する虫を捕食することによって作物の成長を促してくれます。

テントウムシ

テントウムシもクモと同じようなことをしてくれている益虫です。

小さいアブラムシのような害虫を食べてくれていて

見た目も怖くないことからとても良い虫のように思います。

ミミズ

ミミズは有名な益虫で知っている方も多いのではないでしょうか。

土の中で動いていて土を団粒構造にしてくれる虫ですね。

益虫と共存する方法

まずは益虫に害を与えないことをする必要があります。

殺虫剤を使用しない

これは害虫だけに効果があるのなら良いのですが

区別はつかないものも多いので、益虫も減らしてしまいます。

害虫に弱い作物を作らない

益虫だけに頼る栽培は無理なので

基本的に害虫に強い作物を作りをする必要があります。

基本的なことですが、太陽光や水を十分に与えることです。

栽培している場所の風通しを良くする

虫の出入りが自由にできるようにです。

害虫だけが入ってくる場合は別ですが

害虫を食べに益虫も入ってこれるようにします。

ハウスなら閉めっぱなしにしないことや、

屋外では草を延ばしすぎないなどの管理をする必要があります。

最後に

益虫といっても万能ではありません。

害虫に少し効果がある程度に考える必要があって

頼りすぎず、虫を積極的に集まるような状態は作らないことが必要です。

農薬だけに頼りすぎると益虫が行っていた機能が失われることがあるので

畑のバランスを観察しながら農薬は使う必要があると思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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