皆さんは馬を飼いたいなんて思ったことはありませんか?
ホースセラピーという言葉があることから犬や猫と同じように癒される動物です。
「馬を飼育する為にはどうしたらいいんだろう?」
このような疑問に対して答えてみようと思います。
この記事を書いている私は20代後半から乗馬を始め、現在は週1で乗馬クラブに通っています。
馬を飼育する為に必要なこと
馬を飼うことが他の動物を飼うこととの違いを挙げると以下のことがあります。
・飼育に必要な十分な広さの場所が必要
・馬の寿命分は継続的に世話ができること
・飼育にかかる経済的な負担
・地域によって家畜保健所に届け出が必要
・馬専門の獣医師に病気は診てもらう必要がある
・装蹄師に蹄鉄のメンテをしてもらう必要がある
このように必要なことがいくつかあるので説明していきます。
飼育に十分な広さが必要
馬を飼うにはまず小屋が必要であり3.6m×3.6m程度は必要になってきます。
そして放牧場も必要で広ければ広いほど馬にとってストレスなく生活できます。
放牧場は馬は大きな音に敏感なので静かな環境が好ましく
草も生えていると新鮮な草が食べれてさらに良い環境と言えるでしょう。
馬房は広くなくても大丈夫
普段馬が暮らしている場所を馬房といいますが
そこは広くなくて大丈夫です。
馬が横になったりできる広さであれば十分になります。
継続的な世話が必要
馬の寿命は20年~30年と言われています。
これほど長生きする動物は他にはいないので世話をする必要があります。
さらに馬は大型の動物なので大人1人の力では対処できない時もあり
飼育していく中で飼い主さんも歳をとっていくので
健康でいないと飼育は難しくなることも忘れてはいけません。
能力が高い馬は取引されることも
世話ができなくなった馬は取引されて別の飼い主に渡すこともできます。
海外では一般的に行われていることなのですが
日本だと競走馬や乗用馬などが多くを占めています。
飼育にかかる経済的な負担
経済的な負担の内容としては餌代が月5000円程度が必要になり
これは馬は草食動物なので大量な牧草が必要になります。
さらに2~3か月に1度、蹄を切る為に1万円程度
ワクチン接種に2万円程度必要になってきます。
馬専門の獣医師に診てもらう必要がある
意外に知られていないことだと思うのですが馬はお腹を壊すことが多い動物です。
これは馬の腸の構造によるもので食べ物がお腹に溜まりやすいからです。
馬が好きなニンジンなどをあげすぎてもお腹を壊すので
ニンジンを与えないで下さいなんて馬房に注意書きがはってあったりします。
このような場面で馬専門の獣医師に診断をあおぐ場面も多くあります。
装蹄師に蹄鉄のメンテをしてもらう必要がある
馬は定期的に蹄を削り蹄鉄を付け替える必要があります。
この作業は装蹄師と呼ばれる専門職の方にお願いすることになります。
この作業はとても繊細で馬の4つの脚の高さを調整するので馬の生活に関わってきます。
装蹄師さんは数年かけて見習いから修行をしてなれる職業なので
技術力が必要な作業であり自分で行うのは難しいです。
よって装蹄師さんにメンテしてもらうことが必要になってきます。
装蹄師さんは乗馬クラブや競馬場に定期的に周っているので
そこから信頼できる装蹄師さんを紹介してもらうことも良い手段だと思います。
最後に
このように馬を飼うとなると
特別に知っておかなければならないことが多くあります。
しかしそれ以上に馬を飼うことは魅力があることも確かです。
一見困難はあるように見えますが
昔の人は多くの人が馬を飼っていたということもあるので
馬を飼うことを検討することも良いかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!