こんにちは、荘司です。
皆さんは果樹を植えたことがありますか？
果樹は植えてみると毎年、実がなり楽しみが増えたりしてオススメです。
しかし植え方を間違えるとせっかくの苗木も育ちません。
「どのように苗木は植えたらいいんだろう？」
このような疑問に対して答えてみようと思います。
この記事を書いていている私は、自然栽培農家さんで研修を行い
現在は自分の農園で果樹や野菜を育てています。
苗木の種類
まず果樹を植えようと思ったとしたら苗木を手に入れなければなりません。
苗木といっても大きく2種類存在しポット苗と素掘り苗という苗があります。
ポット苗とはポットに入れた状態で一定期間成長させた苗になり一年中販売されています。
素掘り苗とは秋に畑から掘り起こされた苗であり、秋～冬に販売されています。
値段の差もありますが
ポット苗は素掘り苗に比べてポットで根の広がりを抑えている為、成長が緩やかです。
なので初心者の方が植えるにはポット苗の方が良いように思います。
気をつけることは？
ポット苗はポットの大きさ分しか根が成長しないので
土があるからといって放置しておくと枯れてしまうので
早めに土に植えてあげる必要があります。
もちろん素掘り苗はもっと早く植える必要がありますよ。
苗木を手に入れるには
苗木を見かけるのは一般的にはホームセンターが主だと思いますが
それ以外の場所でも入手することができるので、いくつかの方法を説明します。
ホームセンター
まず手ごろな方法としてはホームセンターに並べられているポット苗でしょうか。
お店の店頭に並んでいることもありますが
置かれている環境が悪い所では枯れている苗も見受けられる為
苗木の状態を特に気をつけなければなりません。
見た目からも判断できますが
安い値段で置かれている苗は安いなりの理由があるように思われます。
花木センター
様々な苗木や植物を実際に見て手に入れられる場所です。
ホームセンターに比べて多くの品種の苗を扱っていますが
成長の過程で苗の状態が悪いこともある為
ホームセンター同様に苗の状態には気をつけなければなりません。
果樹園
個人で経営している果樹園になり苗木をインターネットで販売している果樹園も多いです。
カタログが果樹園ごとに発行されている為、カタログを取り寄せて品種などを確認できます。
苗木の状態には気を遣っており苗木の状態は基本的には良いように思われます。
苗木の植え方
ここでようやく植え方の説明なります。
ポット苗と素掘り苗の2種類の植えつけ方を説明します。
ポット苗
①畑にポット苗よりも一回り大きな植える穴を掘ります。
大きさや深さは果樹にもよるので
購入された際の説明書に記載されていたりするので確認が必要です。
②掘った穴の中に堆肥を入れ畑の土とよく混ぜ合わせます。
入れる堆肥の種類や土の混合割合・苗からの距離などは
果樹によるので説明書などで確認が必要です。
③ポットから苗を抜き取り根鉢をほぐします。
苗をポットから抜き取る時は根が極力切れないように抜き取りましょう。
④抜き取った苗を掘った穴に置き周りから土を入れ植えつけます。
苗木を置く高さは果樹によるので説明書などで確認が必要で
深植え・浅植えと呼ばれる方法です。
⑤水をたっぷり根にかけます。
水をかけた後は土の高さが変わる為、再度上から土をかけてあげる必要があります。
素掘り苗
①苗保管用に畑に穴を掘って素掘り苗の根の部分を入れ土をかけます。
素掘り苗は乾燥に弱い為
植えつけ本数が多く時間がかかる場合は穴を掘って保管する必要があります。
②畑に素掘り苗よりも一回り大きな植える穴を掘ります。
大きさや深さは果樹にもよるので
購入された際の説明書に記載されていたりするので確認が必要です。
③掘った穴の中に堆肥を入れ畑の土とよく混ぜ合わせます。
入れる堆肥の種類や土の混合割合
苗木からの距離などは果樹によるので説明書などで確認が必要です。
④素掘り苗木の根の先端を切ります。
根の先端を切ることで根の活着が良くなりますが
切る長さには注意が必要で切りすぎると苗が弱ります。
⑤苗木を掘った穴に置いて、周りから土を入れ植えつけます。
苗木を置く高さは果樹によるので説明書などで確認が必要で
深植え・浅植えと呼ばれる方法です。
⑥水をたっぷり根にかけます。
水をかけた後は土の高さが変わる為、再度上から土をかけてあげる必要があります。
最後に
苗木の植え方には様々な参考書があります。
記載されていることは基本は同じですが
植えつける地域などによっても成長の度合いは変わる為
自分なりに変えてみて果樹の成長を見てみるのも良い果樹を育てるコツだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました！
