サツマイモは焼き芋にしたり美味しいですよね。
私は自分で育てて焼き芋にして食べています。
「どんな風にサツマイモって育てるんだろう?」
このような疑問に対して答えてみようと思います。
この記事を書いている私は自然栽培農家さんへ研修に行き
自身でも果樹や野菜を育てていて、サツマイモも畑に数品種育てています。
サツマイモ苗の知識
サツマイモというのは比較的育てる場所を選びません。
これは戦後に枯れた土地でサツマイモを育てられたことでも良く知られていますよね。
それによって食糧難が少しは緩和したのではないでしょうか。
そしてサツマイモを育てる時は種を蒔くことはありません。
サツマイモを放置しておくと芽が出てきますよね。
これが苗になるので伸ばしてから育てるんですよ。
なので食べなかったサツマイモを苗として使うことができるんです。
サツマイモ苗を育てる
3月下旬に苗を育てる為にサツマイモを40cm間隔に3条に置きます。
土を上からサツマイモが見えなくなるぐらいまで被せ水を撒きます。
その後べたがけとトンネルを2重に作成して
温度を30℃に保温できるようにしてください。
4月上旬に芽がでましたらべた掛けは外してあげましょう。
土が乾いてきたと思ったら水を散水してあげて乾かさないように気をつけて下さい。
35℃以上にすると芽が焼けるので換気は十分に行い
日中25℃夜間18℃になるように調整します。
5月初旬に苗が25cm程度になったら地面から2節残して木ばさみで切り苗を採取する。
その後は1か月間隔で6月・7月と苗を採取していきます。
採取後はコンテナに潅水をして涼しい部屋に置いておきます。
苗の植え付け
苗を採取後植え付けをすぐに行います。
畝は高さ20cm畝幅80cm畝間30cmで130cm黒マルチを張ります。
そして株間40cmの3条植えを行います。
植え付け方法は3節が土の中に入るように植え付けを行います。
植え付け後は中耕を行い通気性を良くします。
収穫
10月上旬に試し掘りをしながら収穫を行います。
なるべく土が乾いているときに行います。
これはサツマイモが土から掘り起こすのが簡単になり
品質も悪くならない確率が高くなるからです。
収穫後の保管
サツマイモは暑い所に置いておくと品質が悪くなるので
室温13℃湿度90%程度の所に保管しておきます。
また収穫後は甘味を増すために2週間程度保管します。
種イモの保存
次の年に残したい種イモは貯蔵用の穴を掘り、株ごと入れて
上にワラを敷いて土をかけるなどして雨水に触れないようにし
温度が10℃以下にならないような場所で保存します。
最後に
このようにしてサツマイモは収穫していきます。
サツマイモはそのままでも美味しいですが
甘味をますために色々な方法があるので
探してみて料理するのもたのしいかもしれませんよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!