埋まっているニンジン

私のにんじんの育て方

こんにちは、荘司です。
にんじんって好き嫌いが分かれますよね。
普通の青臭いにんじんは苦手ですが甘いにんじんは好きです。
なので自分で甘い品種を育てて食べています。
「にんじんってそういう風に育てるんだろう?」

 

このような疑問について答えてみようと思います。

この記事を書いている私は自然栽培農家さんへ研修へ行き

自身でも果樹や野菜を育てており、にんじんも数品種育てています。

ニンジンの写真

にんじんの知識

ニンジンって品種によって味が大きく変わる野菜です。

例えば固定種と呼ばれる昔からの品種においてはニンジンの青臭さが残っています。

現在の新しい品種のニンジンは青臭さが薄く甘くなっています。

播種

種蒔きは1月上旬(7月下旬)に行います。

畝は高さ10cm畝幅80cm畝間70cm株間10cmの4条蒔きを行い条間は15cmになり

土壌が乾いていたら水を撒くなどして乾燥を無くしてあげて下さい。

種を蒔いたら不織布でべたがけを21日間行い保温します。

7月播種の場合

6月中旬に立ち枯れ病対策の為に透明マルチを張り太陽熱消毒を行います。

また播種後は防虫ネットを張り雷雨などで苗が痛むのを防ぎましょう。

トンネル作成

発芽したらべたがけを取り外しトンネルを作成します。

トンネルは2.5m間隔で支柱を置いてゆき

その後にビニールを被せ支柱にワニ口で挟み

風で飛ばされないようにビニール紐で交互に縛りつけます。

そして乾燥を防ぐためにシャワーを常時トンネル内に流しておきます。

間引き

2月上旬にトンネルをここで初めて開けて除草を行います。

そして2月下旬に葉っぱが3枚になったら

4本の指が入る程度の10cmの間隔で間引いていきます。

7月播種のものは9月上旬に間引きます。

トンネルの換気

間引きが終わった後では温度管理は

トンネル内が30℃以上にならないようにトンネルを開けます。

平均気温が15℃になる4月上旬にはトンネルを取り外します。

取り外す日は風の無い曇りの日に行ってください。

にんじんの収穫

5月下旬(7月播種は11月)に試し掘りをしながら

大きさが170グラム程度になったら収穫します。

収穫は気温の低い朝か午後3時以降に行います。

気温が高いと根がしなびたりして品質が落ちるからです。

種とり

次の年に残したい株を選び、花が咲き終わるまで待ち

種子が茶色くなってきたら種子が落ちる前に花茎を刈り取ります。

刈り取ったものをシートの上などで乾燥させた後、フルイにかけて種を分けます。

種には毛がついているので手でもむなどして毛を落とし

日陰で数日間乾燥させた後、冷暗所で保管して完了です。

最後に

このようにニンジンは初期は水分を必要とします。

間引きをしないでおくと小さいニンジンしかできなくなるので

適度に間引きは行うことも忘れてはなりません。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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