栗の品種のアイキャッチ

栗の品種をまとめてみました!

こんにちは、荘司です。
皆さん栗には多くの品種があるのはご存じでしょうか?
ホームセンターに置いてある苗以外にも様々な品種があります。
「どうせなら良い品種を選びたいけど特徴を知りたい!」

そのような意見に応えてみようと思います。

この記事を書いている私は自然栽培農家さんへ研修へ行き

自分でも果樹である栗を苗から育てています。

本記事では私が購入している苗屋さんである

吉岡国光園さんのカタログを参考に書かせて頂いています。

栗の集まり

世界の栗

栗といっても世界中には色々な栗があります。

日本で秋の風物詩としても見ることができる栗というのは和栗というものになります。

それに対してマロンケーキに使われている栗というのは洋栗というもので

さらに甘栗のような皮の柔らかい栗は中国栗というものです。

加工目的なのか生食で食べるのかなど用途別に世界中に出回っています。

和栗の品種

和栗に関しては日本では古くから

クリタマバチによる被害が深刻で対抗性のある品種が研究されてきました。

その為、蜂による被害は少なくなりましたが

栗本来の味や食べやすさは研究が遅れています。

最近になってようやく食べやすい栗などが出回っている状況です。

森早生

古くからある品種で

極早生品種であり収穫時期は一番早い8月中旬から下旬になります。

出荷時期が早く出せるので味というよりかは

珍しさで高い値段で売られていることが多いです。

糖度は中程度であり果実の大きさは小さいものになります。

丹沢

1959年に公表された品種で

早生品種であり収穫時期は8月下旬から9月上旬となります。

出荷時期が早く出せるので味というよりかは

珍しさで高い値段で売られていることが多いです。

糖度は中程度であり果実の大きさは早生種としては大きい部類に入ります。

ぽろたん

2006年に公表された品種で

早生品種であり収穫時期は9月上旬から9月中旬となります。

新しい品種であり渋皮を剥きやすい栗であり

今までの和栗になかった品種になります。

糖度は低いが果実の大きさは大きいです。

筑波

1959年に公表された品種で

中生品種であり収穫時期は9月中旬から10月初旬になります。

日本でもっとも栽培されている品種であり

多収と品質が安定している栗です。

糖度は高く果実の大きさは大きいです。

樹勢が衰えるとクリタマバチの被害が目立つので更新時期は気をつける必要があります。

利平ぐり

1950年に公表された品種で

中生品種であり収穫時期は9月中旬から10月初旬となります。

収量が少なことと味の良さという面において

希少価値が高く市場単価は高い栗です。

糖度は高く果実の大きさは大きいです。

銀寄

1753年程度の古くからある品種で

中生品種であり収穫時期は9月中旬から10月初旬となります。

栗で有名な丹波地方では丹波栗として銀寄が多く栽培されています。

糖度は高く果実の大きさは大きくクリタマバチに強い品種です。

美玖里

2009年に公表された品種で

中生品種であり収穫時期は9月中旬から10月初旬となります。

新しい品種であり味や大きさともに申し分なく

品質にこだわった品種になります。

糖度は高く果実の大きさは大きいです。

トゲなし栗

1927年に公表された品種で

中生品種であり収穫時期は9月下旬から10月初旬となります。

名前の通りトゲがない栗であり

観光農園などでは多く栽培されている品種です。

糖度は中程度であり果実の大きさは小さいです。

岸根

1913年に公表された品種で

晩生品種であり収穫時期は10月上旬から10月中旬となります。

国の推奨品種であり山口県では多く栽培されています。

幼木期における収量は少ないですが糖度は高く果実の大きさは大きいです。

最後に

このように栗といっても様々な品種があります。

育てようと思ったならばカタログに語られている文言で判断することもできますし

実際に育てて果実を食べて苗を増やすなどの判断するのも良いと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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