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私の唐辛子の育て方

こんにちは、荘司です。
七味として唐辛子は有名ですが、そのまま食べても美味しいです。
天ぷらにして私は育てた唐辛子を食べています。
「唐辛子ってどんな風に育てるんだろう?」

 

このような疑問に対して答えてみようと思います。

この記事を書いている私は自然栽培農家さんへ研修に行き

自身の農園で果樹や野菜を育てており、もちろん唐辛子も育てています。

黄色いトウガラシの写真

唐辛子の知識

冒頭でお話しをさせてもらった通りトウガラシは品種によって辛くないものもあります。

私はトウガラシで育てたことのある品種は万願寺トウガラシになります。

これは全く辛くなくて甘くてジューシーなトウガラシになります。

さらに赤く熟すとトマトのような甘さをもつのでトウガラシとは思えないです (笑)

なのでここでは万願寺トウガラシの育て方について記載していきます。

播種

まずは種蒔きは4月上旬に行います。

土は腐葉土を使いセルトレイに必要な数だけ蒔き温床内で

サーモスタットを用いて28℃に設定で保温します。

移植

発芽後は温床の温度を日中は25℃設定で夜間は18℃設定に保温し

発芽し葉が1枚程度出そろった頃に4号ポットに腐葉土を用いて移植します。

定植

定植するのは5月上旬に実施します。

その前に畝の準備を1週間前にはしなくてはなりません。

畝は高さ25cm畝間180cm株間60cmを作成し135cmの透明マルチをマルチャーで張り

植える前には畝間に水を十分に流し、植え方は3cm程の浅植えで植えます。

トンネル作成

定植後はトンネル作成を行い2.5m間隔で支柱を置いてゆきます。

その後にビニールを被せ支柱にワニ口で挟み

風で飛ばされないようにビニール紐で交互に縛りつけます。

暑い時期の日中はトンネルをしたままだと高温になってしまうので

片側を開けるなどして通気性をよくしてあげてください。

トンネルを作成する意義としては風よけと梅雨の時期の多湿による根腐れを防ぐためです。

生育期

ある程度、茎がしっかりしてきたらトンネルは外してあげて支柱を立てます。

台風対策として、つるし上げと言われる枝を上に持ち上げるように麻紐で縛ります。

収穫

トウガラシのイメージの実が赤くなってしまうと収穫のタイミングとしては遅いので

緑色のタイミングで収穫を実施します。

赤くなると痛みやすくなるので出荷用には向かないですね。

しかし畑で自分で食べる分には赤くなるまで待ってみても面白いですよ。

種とり

次の年に残したい母本を選んだら果実が赤く熟すまで枝につけておきます。

収穫したら果実を割って種子を取り出し

ざるの上などで種を洗わないまま、からからになるまで乾かします。

その後、冷暗所で乾燥剤と一緒にポリ袋などで保管します。

種はいつまで使えるのか?

基本的に冷暗所で保管していれば5年はもちます。

ピーマンと似ている種子ですので間違えないように保管してください。

最後に

トウガラシといってもナス科に属する野菜なので

基本的にはトマトやナスといった野菜と同じような育て方になります。

比較的トウガラシは育てやすい野菜なので

夏野菜を初めて育てるといった方には初心者的な野菜になるのではないでしょうか。

トウガラシが育てられたら他の夏野菜に挑戦してみても面白いですよ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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